野々市市で土地が売れやすいエリアは?押野・本町・御経塚周辺の不動産市況

野々市市で土地を所有している方の中には、「今ならいくらで売れるのか」「どのエリアの需要が高いのか」と気になっている方も多いのではないでしょうか。
野々市市は、金沢市に隣接する利便性の高い地域です。ただし、野々市市内であればどこでも同じように売れるわけではありません。金沢市へのアクセス、周辺の商業施設、土地の広さや前面道路などによって、売却価格や売却までの期間は変わります。
今回は、2026年1月1日時点の地価公示をもとに、押野・本町・御経塚をはじめとした野々市市内の土地価格と売却のポイントを解説します。
2026年の野々市市の地価
野々市市内の主な公示価格は、次のようになっています。
| エリア | 1㎡当たりの価格 | 坪単価の目安 |
|---|---|---|
| 藤平田1丁目 | 10万7,000円 | 約35万4,000円 |
| 押野2丁目 | 9万9,000円 | 約32万7,000円 |
| 矢作3丁目 | 9万6,500円 | 約31万9,000円 |
| 稲荷2丁目 | 9万5,000円 | 約31万4,000円 |
| 高橋町 | 9万2,500円 | 約30万6,000円 |
| 新庄1丁目 | 7万8,000円 | 約25万8,000円 |
| 中林2丁目 | 6万8,000円 | 約22万5,000円 |
このほか、本町4丁目の商業地は1㎡当たり9万8,000円となっています。ただし、本町4丁目は国道沿いの商業地として設定された価格であり、一般的な住宅地と単純に比較することはできません。
公示価格は地域の価格水準を知るための目安です。実際の売却価格は、土地面積、形状、接道状況、上下水道、用途地域などによって異なります。
押野は金沢市に近く、住宅用地として検討されやすい
押野は金沢市横川・久安・西泉方面に近く、金沢市内へ通勤する方からも検討されやすいエリアです。
押野2丁目の公示価格は、1㎡当たり9万9,000円、坪単価では約32万7,000円です。戸建住宅のほか、アパートや事業所も見られ、土地の場所や広さによって複数の活用方法が考えられます。
一方、押野には古い住宅地や道路幅の狭い場所もあります。前面道路が建築基準法上の道路に該当するか、セットバックが必要か、建物の再建築が可能かどうかは、売却前に確認しておきたいポイントです。
広い土地の場合は、一括で売却するよりも、住宅用地として2区画以上に分筆した方が買主を見つけやすくなることがあります。ただし、分筆費用や上下水道の引込み、造成費用も含めて検討する必要があります。
御経塚・稲荷周辺は生活利便性が強み
御経塚・稲荷周辺は、商業施設が多く、国道8号や金沢市西部方面へアクセスしやすい地域です。
稲荷2丁目の公示価格は、1㎡当たり9万5,000円、坪単価では約31万4,000円です。周辺には住宅だけでなく、営業所やアパートなども見られます。
このエリアは、戸建住宅用地としてだけでなく、土地の広さや用途地域によってはアパート・店舗・事務所用地として検討される可能性があります。
ただし、幹線道路に近い土地では、車の出入りや騒音、接道する道路の交通量なども価格に影響します。「大きな道路に近いから高い」とは限らず、土地の使いやすさを確認することが重要です。
本町は道路条件や古家の状態を確認
本町は野々市市の既成市街地で、北陸鉄道石川線の駅や金沢工業大学にも比較的近い地域です。
生活利便性がある一方、昔からの道路や住宅が残る場所では、道路幅、間口、隣地との境界、建物の越境などに注意が必要です。
古家付き土地では、建物を残したまま現況で売却する、売主が解体して更地で売却する、買主が決まってから解体する、中古住宅として活用できるか確認する、といった方法が考えられます。
建物が古いからといって、必ず事前に解体した方がよいとは限りません。先に解体すると固定資産税の住宅用地特例が外れる可能性があるため、売却計画を決めてから判断することが大切です。
藤平田・三納周辺は市役所や商業施設への近さが特徴
藤平田・三納周辺は、野々市市役所や商業施設へのアクセスがよく、区画の整った住宅地が多いエリアです。
藤平田1丁目の公示価格は、1㎡当たり10万7,000円、坪単価では約35万4,000円となっています。今回取り上げた野々市市内の住宅地では、比較的高い価格水準です。
整形地で前面道路が広く、一般的な戸建住宅を建築しやすい土地は、購入希望者に検討してもらいやすい傾向があります。
ただし、土地面積が大きく総額が高くなると、立地がよくても購入できる層が限られます。土地の広さと販売価格のバランスが重要です。
新庄・中林方面は手頃な総額が強み
新庄・中林方面は、押野・御経塚・市役所周辺と比べると地価が抑えられています。
2026年の公示価格は、新庄1丁目が1㎡当たり7万8,000円、中林2丁目が6万8,000円です。土地価格を抑えて戸建住宅を建てたい層にとっては、選択肢になりやすい地域です。
一方で、農地が残る場所や新しく宅地化された場所では、造成、農地転用、上下水道の引込みなどが必要になる場合があります。見た目が同じような土地でも、すぐに建築できる土地と追加工事が必要な土地では、実際の価値が異なります。
野々市市で売れやすい土地の特徴
野々市市では、50坪前後で戸建住宅の計画がしやすい土地、間口が確保された整形地、前面道路の幅が4メートル以上ある土地、上下水道が整備された土地などが比較的検討されやすい傾向があります。
一方、広すぎる土地、旗竿地、高低差のある土地、道路幅が狭い土地は、売り方を工夫する必要があります。分筆や造成を行うことで売りやすくなる場合もありますが、費用をかけた分だけ高く売れるとは限りません。
野々市市の土地売却はコルト不動産へ
野々市市は金沢市に隣接し、全体として住宅需要が見込まれる地域ですが、押野・御経塚・本町・藤平田・新庄など、エリアによって土地価格や買主のニーズが異なります。
また、同じ町内でも、土地の広さや形、前面道路、用途地域、古家の有無によって査定価格は変わります。
コルト不動産では、周辺の取引事例や現在の売出し状況を確認し、土地ごとの条件に合わせた査定を行っています。
「売却するかまだ決めていない」「古家を解体すべきか知りたい」「広い土地を分筆できるか相談したい」という方も、お気軽にご相談ください。
ご注意:掲載している土地価格は、2026年1月1日時点の地価公示に基づくものです。実際の査定価格・売却価格は、土地の個別条件や市場動向によって異なります。
出典:石川県「令和8年地価公示(石川県分)」
https://www.pref.ishikawa.lg.jp/kikaku/documents/r8koujisyo.pdf










